製作ダイニングテーブル

現在工事中のH邸はLDKがとても広く、天井が吹き抜けとなっているため、バランスを崩さないようにそのスケール感に見合った家具を入れる予定です。ダイニングテーブルは弊社で設計、長さ2.4mとして、E&Yさんに製作していただくことになりました。当初のテーブル設計はキッチンの壁に貼るタイルと同じタイルを利用し、テーブルランナーとして埋め込み、キッチンとの視覚的な統一感を表現する予定でした。

 
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しかし、時間が経ち、お施主様が平滑なテーブルを希望されたので、現在はタイルのないバージョンとなっています。タイルあるにせよなしにせよ、床材と同じオークで作られるこのテーブルは時代の流れやトレンドに左右されない普遍性、そして、シンプルであるからこその美しさを兼ね備えていると思います。こういう家具ってありそうでないんですよね。造作家具はシナで作られ、壁の一部はインテリアラーチ合板となるため、その薄い色味の中に浮かぶ表情豊かなオークのダイニングテーブルとなることを期待しています。