近況
3月から全くブログを更新できていない状況に驚いています。5ヶ月間、プライベートも含め、猛烈に走り続けて今に至っております。6月の終わりと7月の初めに見積もり図面2件分提出し、「丘の家」の竣工・引渡しに向けての追い込みがあり、7月は私用メインでアメリカに3週間滞在し、帰国後は家族の不調が続きその世話で仕事が捗らず、私自身も咳が止まらなかったり、アデノウイルスに罹ったりで、今日になってやっと落ち着いて5ヶ月分の報告ができている感じでしょうか。「丘の家」は引渡しを済ませ、新築戸建物件のO邸とマンションリフォームのC邸は減額調整中、ファーストプレゼン予定の新規物件が2件。札幌市と台東区の敷地は訪問済。どちらもまだ契約前なので契約できるよう尽力するのみ!いやぁ・・・ホットな毎日ですね。仕事もお天気も。下の写真は「丘の家」の引渡しの時の写真です。旦那様が素敵な写真を撮ってくださいました。
「丘の家」のお施主様が引渡し後に野芝を入れてくださったので剥き出しの土の状態からとてもいい雰囲気に変わりました。手前にはアナベルという白い紫陽花が植えられています。アナベルの花言葉は「寛容」とか「一途の愛情」だそうです。「丘の家」は大雨の日の水の流れが悪くかなりの御心労をおかけしてしまい、私はお施主様の「寛容」さや家に対する「一途の愛情」に甘えてたのかなぁ・・・なんて反省することも多いです。前職でお世話になった手塚貴晴さんは「弊社の家は100%完璧の家ではないけど120%施主が満足する家だ」とよく仰っていたことを思い出します。まる・ちの設計も100%完璧ではなく、使いにくいところもあるけれど、それでも120%満足できる家になってくれるといいなと思いました。下は昨日訪問した時の写真です。お施主様はこの家をこよなく愛してくださっていて建築家としてこの上ない喜びを感じました。
「丘の家」のキッチンは至ってシンプルです。個人的に冷蔵庫などの大きな電気機器の存在を消したいため、冷蔵庫と電子レンジはウォークインクローゼットに隠す設計となっています。多少使いにくいですが、多少の使いにくさは許容してくださいました。オープン棚の上には一つ一つ丁寧に選ばれた食器や調理道具が置かれてあり、お施主様の「もの」に対する愛情を感じます。手前にあるテーブルはこの家のためにご購入されたらしいのですが、なんと栃木縣足利高等女學校と焼印されているそうです。明治42年に設立された足利郡立足利高等女學校が1923年に栃木縣足利高等女學校と改名したらしく、その時のテーブルなんですね。ちょうど100年前!そのテーブルが色々な場所を旅したのかは存じていないのですが、そのテーブルの原点である栃木県に戻ってきたくなったのでしょうか。「丘の家」のある栃木県に戻ってきたということらしいです。「もの」にも気持ちがあるのでしょうかね。とても素敵なエピソードだと思いました。
他にもいろんなことをブログで共有したいのですが、文章書きが苦手な私としてはブログひとつ書くのにも苦労をしておりますので、時間の許す限り投稿をする予定です。一匹狼で事務所をしているのですが、スタッフいたら心強いなぁ・・・なんて思う時もあったり・・・もし、私と一緒に仕事をしてみたいという情熱のある方がいらっしゃいましたら、求人広告は出していないのですが、是非、DMしてください。英語のできる方、健康的に働きたい方、とことん人間が好きな方、真面目な方、Auto CADを使える方、そんな方だと嬉しいです。